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スーパーカブC110JA07のカスタムについて④エンジンボアアップ  フェニックス2014/10/29 (水) 13:01  
いよいよパワーアップ作戦の仕上げです。スーパーカブC110の排気量は、ボア(内径)50.0mm、ストローク(行程)55.6mmで、
25.0×25.0×3.14×55.6÷1,000=109.115≒109cc

排気量増大のお手軽キットには、ストロークは変えずに、ボアのみ拡大するものがあります。かつては、純正シリンダーをボーリングして内径を広げ、オーバーサイズピストンをぶち込むといった手法が取られていましたが、現在ヘッドは純正のまま使用して、シリンダー、ピストン、ピストンリングをキット化したものが販売されています。

125cc(未満)へのボアアップキッには、エンデュランス、武川のものがあります。

エンデュランスはボア57.3mmで排気量は124.5cc、武川はボア57.5mmで124.9ccとなります。武川は圧縮比13.2(ノーマルは9.0)とハイオクガソリン仕様で、ハイカム、FICON(インジェクション)コントローラー付き、燃調をコントロールできます。ここまでやれば、ウルトラスーパーカブの出来上がりですが、なんちゃってボアアップ作戦ですから、馬力アップは10%程度のエンデュランスを使いました。エンデュランスは圧縮比はノーマルと変わらず、ハイカムなし、コントローラーは燃料増量のみとお手軽キット。

ただし、すでにBRDエアクリ、マフラーで30%の馬力アップはしていますので、+10%でも、ノーマル8.3馬力から11.5馬力にはパワーアップするはず。台湾製の125ccスクーターには、13馬力前後のものもありますが、国産125ccスクーターならまず引けをとらない仕上がりです。

ボアアップ作業はMoto Street 星久保さんにお願いして、無事完了。作業内容は10月20日の作業日記(写真あり)をご参照ください。

試乗してみて、トルクアップが体感できました。同じ上り勾配の坂を、排気量アップ後はアクセルを今まで通り捻らなくてもぐいぐい登はんしていきます。

排気量アップ前は、エアクリBOXの吸気音が目立っていましたが、マフラーから野太い音が聞こえてきます。

スプロケットをドライブ15丁のままで、ドリブン35丁にするか、現行34丁のままで行くか、しばらく慣らし運転してみてといったところですが、まだややハイギア気味。

ボアップ後100km走行、エンジン回転は上限2300rpmまで、200km走行のエンジン回転は3500rpmまでにとどめ、それでも4速60km/hから75km/h到達です。慣らし中の燃費は、ガソリン1Lあたり約60km走行と、ボアアップでトルクが上がった分、エンジン回転を抑えめにできるので、超好燃費。相変わらずハイブリッド車を凌駕する、経済カブです。
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